一度使い古したウールのセーターで作られた絨毯を想像することができますか?もしくは、古いスウェーデンの古典的な壁掛けからパッチワーク絨毯が作られていることは?これらの絨毯は実際に存在し、アートプロジェクトの「Re Rag Rug」ではその他10枚のリサイクル絨毯が作られています。
Re Rag Rugとは実験的なデザインプロジェクトで、一見何の価値もないような材料を高品質の絨毯に変身させよう、という目的で開始されました。結果的に、それぞれ全く異なる技術と世界の様々な場所から得たインスピレーションを元に12枚の絨毯へと変化しました。
2012年の秋に、カタリーナ•ブリーディティスさんとキャサリン•イヴァンスさんはRe Rag Rugプロジェクトに取り組み始めました。テキスタイルとアートデザインの経験を持つ二人は、廃棄物のリサイクルや再生に強い関心を持っており、二人のアイデアがこれらのプロジェクトとして実現し、元の材料の見分けがつかない程オリジナリティ溢れた絨毯に仕上がっています。
「絨毯とは、長い時間私たちが使用するもので、例えばタオルや一枚のジーンズより非常に価値があります。絨毯は部屋の雰囲気を構築し環境を一気に変えることのできる力があります。」とカタリーナは絨毯を選んだ理由を説明しています。もう一つ絨毯の魅力的な事実として、何千年も前から存在する絨毯は深く文化と繋がっていることでしょう。
彼女達が製造するリサイクル絨毯の中でも、「天の川」と名付けられた絨毯は古いセーターとTシャツで作られており、数センチの厚さから成ち田舎道のように曲がった絨毯に仕上がっています。
プロジェクトは2013年10月16日〜25日にストックホルムの塗装工場で開催される展示会で終了予定です。